2021.09.08
ヤブガラシにご用心
皆様こんにちは。まだまだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。わたくし、舞鶴店に勤務いたしますPCO担当の冨室と申します。今回初めてブログに記事を書かせて頂きます。
先日、お客様の所で「ヤブガラシ」が花を咲かせているのを見かけました。皆さんは「ヤブガラシ」という植物をご存じでしょうか?ヤブガラシはブドウ科のつる性植物で様々な場所でよく見かけます。ヤブガラシは夏頃から、写真(8月6日舞鶴市内にて撮影)のような花を咲かせるのですが、秋が近づくとこの花に、スズメバチやアシナガバチの仲間が蜜をなめに集まってきます。なんでもヤブガラシの花はスズメバチの短い舌でも蜜がなめられる様な形状をしているから特に好まれるのだそうですが、撮影時にはまだ集まってはいませんでした。
スズメバチの仲間は他の昆虫を襲いますが、これらは幼虫の餌となるだけで、成虫自らは花蜜、樹液、巣の幼虫が口から出す液体などを餌としています。何故液体しか口にしないかと言うと体の構造に理由があり、腹部第一節(人間で例えるなら「腰」の様に見える部分)が極端に細くなっており固形の物は通過しにくいのだそうです。
何故第一節だけ細くなっているかと言うと・・・と説明しだすと(私は説明好き!)切りがないので割愛しますが、たまに「巣は見当たらないのに、庭にハチがたくさん飛んで来る。怖いので何とかして欲しい。」という相談を受けます。このような場合、行ってみるとヤブガラシが原因であったという事がありました。
わたくし共も巣があれば、それがたとえ天井裏であっても駆除は出来ます。が、しかしハチが飛んでこない様にはなかなか出来ません。お住いの庭などに「ヤブガラシ」を見られたら、ハチが集まってくる前に取り除かれる事をお勧めいたします。ただし取り除くにもコツがいる様で、インターネットに色々な方法が出ています。よろしかったらご参照ください。