2013.10.09
秋のスズメバチ
こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。
南但店より大型のスズメバチの巣の写真が届きましたのでご紹介します。
これは日本産スズメバチの中でも最も大型の巣を形成するキイロスズメバチの巣です。
直径70センチほどあり、中には多くのハチが住んでいて、
これほどの大きさになると働きバチの数は1000匹前後と思われます。
頂点にはただ一匹の女王バチが君臨し、ハチの帝国とも言えます。
これは過去にご紹介したオオスズメバチの巣の内部ですが、
キイロスズメバチも同様にこのお皿のようなものが何段も重なって一つの巣を形成しています。
スズメバチは秋にかけて活動が活発化し、刺される被害が多く発生しますが
それはこの季節がスズメバチにとって重要な時期であるからです。
9月下旬頃になると、巣の中では新女王と雄バチが生まれ始めます。
それらは、巣の外で交尾した後、新女王だけが土中や朽木の中で越冬します。
雄バチと働きバチ、旧女王バチは冬までに死に絶えて、巣は空になります。
越冬した女王バチは、春になるとたった一匹で巣を造り始めるのです。
ですので、秋はスズメバチにとって重要な時期であり
巣を守るために非常に攻撃的で近づくだけで刺される可能性があります。
発見されましたら弊社で駆除を承っておりますので、ご利用ください。