2016.04.01
アゲハヒメバチ それとも・・・
こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の吉田です。
先週(3/24)、アゲハ蝶の蛹3匹のうち1匹から、アゲハではなく、アゲハヒメバチという
寄生蜂が出てきてビックリしたお話しをしました。
残り2匹の蛹も寄生蜂にやられている可能性が高いと思いつつも、僅かな期待を胸に
観察を続けるもあれから何の変化もない日が続きました。
今朝(4/1)、何気なく蛹のゲージに目をやると、何か大きなものが蛹にしがみついています。
待ちに待った、キアゲハのお目見えです。
たぶん駄目だろうと諦めかけていただけに、喜びもひとしおです。
カラフルで綺麗な翅に、つい見とれてしまいます。
幼虫から蛹になり、そして蛹の中では一部の神経や呼吸器系以外の組織は
一度ドロドロの状態にして、再び成虫の形を形成する。
子供の頃から本を読んで頭では理解していても、
細かい鱗粉が付着して出来ている翅の模様の精妙さや、
口がストロー状に変化するなど、どうしてこうも全く違う形になれるのか
不思議で仕方がありません。
教えられなくても精巧な巣を張るクモや、
幼虫にエサを口移しで与える甲虫(モンシデムシ)など、
虫の世界は不思議や感心することでいっぱいです。