2018.09.28
キイロシリアゲアリの女王
こんにちは昭和リーブス福知山店研究室の木曽です。
先日、定期の昆虫モニタリング調査でとある工場へお邪魔した際にキイロシリアゲアリの女王を見かけました。
コンクリートの隙間に茶色の粒が動いているので、遠目にもよく分かります。
翅が残っているものもいたので、結婚飛行を終えたばかりの集団と思われます。
このキイロシリアゲアリの女王ですが、色が一般的に目にする黒いアリと違い、黄色褐色であるため、昨年はヒアリと間違われて沢山駆除されたと聞きました。
ヒアリは体長が2~6mm程度、キイロシリアゲアリの女王は7mm前後なので大きさで迷うことがあるかもしれませんが、ヒアリの体は赤茶色です。また腹部の色の違いで見分けることもできます。ヒアリは腹部の色が黒いですが、キイロシリアゲアリは全体の色と同じような色をしています。
キイロシリアゲアリは人を刺したり、家屋に被害を与える有害なアリではありませんが、結婚飛行後の女王アリが集団になる習性があり、建物の周囲に集まるため、不快害虫となります。
しばらくすると土に潜るため、目にすることはなくなりますが、虫についてご不明なことや不安なことがありましたら、お気軽に弊社へお問合せください。