2022.02.28
そろそろ冬も終わり
こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の木曽です。
週間予報を見ると今週からは急に気温が上がる様子です。
先週の外出時も、作業を終えて車に戻ると車体に複数のユスリカがとまっており、既に虫が活動し始めているのを目の当たりにしました。
今年の冬は長期予報で伝えられていた通り、降雪や積雪量が多く、日常生活に支障が出た日もありましたが、季節は確実に春へ近付いている様子です。
昆虫モニタリングをお世話になっている企業様には、既に報告書の中でお伝えしていますが、虫の発生が増加するとほぼ例外無く建物内への侵入も増加します。
虫の侵入が増加すると、製品の汚染や異物混入事故が発生する可能性も高まりますので、虫の侵入防止にご注意いただきますようお願いします。
防虫対策やお困りの問題、些細なことでも、迅速に対応致しますので、お気軽に弊社までお問い合わください。
2022.02.09
将棋
2022.02.08
日々練習
こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の田村です。
昭和リーブスでは、技術研究室内で業務の一環として虫・異物同定検査を行っております。
私もその検査に携わることがあるため、今日は異物同定検査の練習も兼ねて、「骨」の同定検査を行いました。
同じ技術研究室内の先輩社員である木曽さんに教わりながら、検査を行いました。
(過去の弊社研究室ブログに木曽さんの異物同定検査の投稿もあるため、よろしければそちらもご覧ください)
主に行った検査は、「骨小腔を見る」、「FT-IRを使用しての物質の特定」の2つを行いました。
(※骨を同定する際に行う検査はこの2つ以外にもあります)
まず、骨小腔(こつしょうくう)の説明をさせていただきます。
骨小腔とは、骨繊維の特徴である紡錘形の空隙のことを言います。
文で説明されただけではわかりにくいと思いますので、写真を掲載させていただきます。
写りが悪いのは、まだまだ下手な証拠です...。
骨を医療用メスなどで薄くスライスし、400倍の顕微鏡で確認するとこのように見えます。
(赤く丸をしている部分が骨小腔です)
次にFT-IRでの物質の特定です。
機械に物質を挟み込み、赤外線吸収スペクトルを用いて、物質を特定してくれます。
その結果がこちらになります。
黒線が骨片の見本を示し、赤線が今回使用したサンプルを示します。
黒線と赤線がほぼ一致しており、今回使用したサンプルが「骨」だということがわかります。
今回の練習では2つの検査を実施しましたが、特に骨小腔を確認するのが難しく、何度も骨をスライスしました。
分厚くスライスしすぎると、骨小腔が見えないため、スライスした後に骨が透けて見えたり、スライスしたものが反り返るぐらいの薄さでスライスしないといけません。
今回の検査でももっと薄くスライスすると、骨小腔が綺麗に見えたかもしれません。
自身の技術力向上のためにも、異物同定検査の練習もこれからは増やしていきたいです。
2022.02.04
雪道の運転に関するお役立ちリンク
こんにちは、昭和リーブス福知山店技術研究室 情報セキュリティ課の高橋です。
今年は、年末年始に大雪など、久しぶりに雪がよく降る冬らしい冬になっていますね。
こうなると車の運転には注意が必要ですが、福知山はほとんど積もっていなくても、豊岡に行ってみると大雪など、地域によって雪の降り方が大きく違うので、そこが難しいところです。気象庁のアメダスの積雪情報で、ある程度は積雪が分かるのですが、より細かく知りたい場合は、国土交通省のリンク集が役立ちます。
国土交通省 冬の道路情報 雪みち情報リンク集
https://www.mlit.go.jp/road/fuyumichi/fuyumichi.html
例えば、京都府道路情報提供システムでは、気象庁のアメダスでは積雪情報が無い福知山駅前付近の積雪情報まで分かるようになっています。カメラが設置されている地点では、道路の状態も確認できますので、大雪の日に外出しなければならない場合はかなり参考になります。国土交通省のリンク集では、雪みちの安全なドライブに役立つ情報のリンクもありますので、是非ご覧になってみて下さい。
なお、兵庫県はなぜか国土交通省のリンク集から抜けていますが、こちらから確認できます。
兵庫県道路情報
2022.02.01
やはり身近なものが
こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の木曽です。
今回は異物同定検査の1例をご紹介します。
日々様々な異物の同定依頼がありますが、その中でも特に多いのが毛髪です。
その中でも頭髪と思われる毛が大半で、1日に50本抜け落ちるとも80本抜け落ちるとも言われているので、異物として混入しやすいのだなと納得します。
上の写真のように毛根があると、毛だと分かります。しかし、この段階では人毛と特定することが出来ません。毛の長さ、太さ、色などの特徴を観察します。
次に、スンプ法にて毛の表面の毛小皮紋理(キューティクル)を観察します。シャンプーのCMなどで見られる様な画像から、人毛なのか獣毛なのかを確認します。
毛根があると、加熱されたかどうかを確認するカタラーゼ試験を行うことも可能です。
毛根が無い場合や毛小皮紋理の観察でも分からない際は、FT‐IRを使用して物質を特定した後、毛の特徴を観察することもあります。外観では分からない異物を同定する際に本当に頼りにしています。
グラフは異物の主成分がプロテイン(タンパク質)だということが分かり、黒い繊維が毛だと判断することが出来た時の例です。
素早く、正確にをモットーに検査を行っておりますので、異物検査のご依頼は昭和リーブスにお任せください。