2014.05.13
シロアリの季節
こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。
営業の方から生きたヤマトシロアリを頂いたので、生態観察用に飼育を始めました。
数十匹の小さなコロニーだったので、とりあえず細菌培養用のシャーレに
ろ紙と木屑を入れてのスタートです。
ヤマトシロアリは乾燥に弱いので、ろ紙に水を適量含ませて水分補給させます。
ろ紙はセルロースで出来ているので、シロアリの餌にも兼用することも出来ます。
残念ながら女王アリはいなかったのですが、兵アリは数匹いました。
この大きな顎でコロニーを守る役割をしています。
シロアリは集団を作り、女王や働きアリや兵アリなど階層があり、
人間に似たような社会的構造をもつ社会性昆虫と呼ばれています。
4~5月はシロアリの羽アリが発生するシーズンです。
シロアリは普段は床下で木材を食べて生活しているため、なかなか発見できません。
4月下旬から5月中旬にかけて羽アリとなって、私たちの目の前に姿を現します。
ですから、今の時期がシロアリ発見のチャンスでもあります。
羽アリが発生すると、ツバメがそれを食べに集まってくることもあり、
その騒がしさで気付くこともあります。
羽アリ発生時にはご連絡頂ければ詳しく調査させて頂きます。
お問い合せはこちらまで フリーダイヤル0120-64-7575
2013.04.09
春の嵐
こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。
4月6日から7日にかけて発達した低気圧による春の嵐となりました。
桜もせっかく満開だったのですが、だいぶ散ってしまったようです。
気象予報の発達した現代では、低気圧の接近もかなり正確に
予報できるようになっていますが、天気予報が無かった頃は、
山にかかる雲や虫の様子などを観察して天気を予想していました。
これからの季節に関係することわざとしては
「羽アリが多く出れば雨が近い」というものがあります。
シロアリの羽アリは雨が降った後や、雨が振りそうな蒸し暑い日に
巣から飛び出して結婚飛行を行うことが多く、
そうしたことからこのことわざが生まれたのでしょう。
シロアリの早期発見のためには羽アリの発見が重要となります。
羽アリが発生していると、それを食べようとするツバメなどの鳥が
集まってくることも特徴の一つです。
特にお風呂場やトイレ周辺から飛び立つことが多いので、注意が必要です。
羽アリは殺虫剤で処理したり、掃除機で吸い取れば簡単に処理はできますが、
床下では、シロアリによる被害がある可能性がありますので、
適正な診断をお勧めします。
詳しくは、
お電話(フリーダイヤル0120-64-7575)
又は、お問い合わせフォームまでどうぞ。
2012.11.02
NPMAボストン大会に参加!!
こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の吉田です。
NPMA(全米ペストコントロール協会)主催の「PestWorld2012」がボストンで開催され、日本ペストコントロール協会からも関係者40名余りが大会に参加させていただきました。
「PestWorld2012」は害虫防除業界の世界大会で、60カ国を超える国から500を超える企業が展示会を開き、また害虫防除の研究発表も行います。
開会式は盛大に行われ、チアガールの華麗なダンスも披露されました。
広大な展示会場には、防虫の最新アイテムや機材、薬剤等が展示されており、全て見終わるころには足がクタクタになってしまいました。
大会の最終日には盛大な晩餐会も開かれ、バンド生演奏を楽しみながら美味しく食事をさせていただきました。
今回は、大会以外でも日本ペストコントロール協会主催の夕食会もあり、講演会でしかお会い出来ないような先生方とも親しくしていただきました。
また、ボストン名物のロブスターも食べることができ、大満足です。
ボストン大会で学んだことも大きいですが、言葉が通じないながらも身振り手振りで買い物をしたり、コミュニケーションを取ったりと、言葉があまり通じなくても人生何とかなるものだなと、以前より少し自分に自信が持てるようになった気がします。
今度は、もっと英語が話せるようになってから、家族でまた違ったボストンを見に行きたいなと思いました。
大会に同行させていただいた皆様、親身になって面倒を見ていただいた三井化学アグロの加藤様、そして素晴らしい人生経験をさせていただいた我が会社に感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
2012.05.09
羽アリの時期がやってきました!
こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の吉田です。
5月はヤマトシロアリの女王と王が羽アリとなって飛び出す時期です。
昼休みに羽アリがいないか散歩がてら歩いてみると、今まさに羽アリが地上におりて翅(はね)を落とし、雄と雌がペアになって歩いている集団を見つけました。
私は虫を見つけると、つい捕まえて持って帰る悪いクセがあるので、今回も持ち帰り写真を撮ってみました。
このペアは、後に女王と王になるシロアリです。
羽アリは全て新女王と新王になるので、一生木の中や土中で過ごす職アリのように白色でなく、黒い体にオレンジ色のエリマキを首に巻いたような色をしています。
やがて、このペアはエサとなる木材があり、適度に湿り気がある場所を見つけて巣を作ります。
女王アリと王アリの寿命は10年以上で、その間に約100万個の卵を産み、巣を繁栄させていきます。
当然、巣でありエサである木材は長い年月をかけて食害され、朽ちていきます。
大自然の中では、枯れ木を食害し分解してくれる大切な役割を担っている生物ですが、私達人間が家族と大切に暮らしていく家まで食べられては困ります。
家の周りにこのような虫が歩いていませんか?
何事も早目の対策が大切ですので、気になることがありましたらお気軽にご相談下さい。こちらをクリック!
2012.03.14
清水寺とシロアリ
こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。
先日、京都と滋賀に研修旅行に行ってきました。
清水寺に行った時の一枚です。
清水寺といえば定番の観光スポットですが、
恥ずかしながらこれが生まれて初めての訪問でした。
清水の舞台は江戸時代に再建されて400年近く経つわけですが、
現在は「平成の大修復」を行っている最中とのことで、工事中の箇所が見られました。
実は清水寺のメインとなる「清水の舞台」には問題があって、
舞台を支える柱78本のうち12本にシロアリ被害などが発生しているそうです。
今すぐに倒壊するようなことはないようですが、心配なものです。
シロアリは早期発見が何より大切です。
ご不安でしたらすぐに調査に駆けつけますのでご連絡ください。