2012.03.01

3月になりました!

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の木曽です。

今年の冬は、全国各地で最高積雪量を更新する程雪の多い年となりました。
私の住む福知山市でも50cm程積もった日があり、生まれて初めての雪
の量に大変驚きました。
我々の仕事の1つに昆虫モニタリングがありまして、調査期間中に工場内
で捕まった虫を1匹ずつ数えるのですが、辺り一帯が雪に覆われるため、
今年は例年に比べて虫の数が大変少ない年でした。
しかし、最近では週間天気予報から雪マークが消え、花粉情報が伝えられるなど少し
ずつ春の訪れを感じます。

3月になると私が思い出す言葉があります。
それは、暦の二十四節気のひとつで啓蟄(けいちつ)という言葉です。
は『ひらく』、は『土中で冬ごもりしている虫』の意で、 地中で冬ごもりしていた虫が
春の到来を感じ、草木が芽吹く と同時に地上へ這い出してくる
という意味です。

実際にご契約頂いているお客様の1年間の捕虫データを見ると、3月からグラフの線が
上向きになっています。今、私がお伝えしたい事は
「そろそろ虫が活動し始めるので注意して下さい」と言うことです。
虫は製品に混入するとクレームの原因となり、時には大きな損失を受けてしまいます。
虫について気になる事やお困りの事がありましたら、虫の活動が本格的になる前に、
我々昭和リーブスにご相談下さい。

2012.02.02

大雪

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。

今日はすごい雪でした。
環境菌検査のために福知山から豊岡まで行ったのですが、
雪のためいつもより一時間余分に掛かってしまいました。

朝の時点では福知山は1センチ程度だったのですが、
山を超えるたびに雪が増えてこの状況・・・
雪道.jpg

円山川を見ると表面がシャーベット状になっていました。
円山川.jpg

これだけ寒いと、食中毒微生物の活動も少ないように感じてしまいますが、
寒い時期こそ流行するノロウィルスなどがあり、全く油断はできません。
細菌についてもリステリアなどは4℃でも増殖します。
環境菌検査はそうした食中毒を防止するために年中無休なのです。

2011.11.14

食の安全を守ります

初めまして、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。

私は研究室で主に環境衛生モニタリングに携わっております。
環境衛生モニタリングとはどういうものかというと
食中毒には、細菌やウィルスなどさまざまな発生原因がありまして、
事故を未然に防止する対策をご提案することなのです。

でも、ゴキブリやハエと違って細菌やウィルスは目には見えませんよね。
どこにいるかもわからないし、対策をしても効果があったのかもわからない。
これではまるで幽霊みたいなものです。

目に見えない細菌を見えるようにするために
このような「培地」と呼ばれるものを使います。

培地.JPG

これはスタンプ形式の培地で、衛生的であることが求められるまな板や包丁などに
スタンプのように押し付けて細菌を採取します。
細菌が存在していればそれがコロニーとして目に見える形で現れるわけです。

培地ごとに対応する細菌が違っていて

黄色:大腸菌群
紫:サルモネラ  
緑:腸炎ビブリオ
ピンク:黄色ブドウ球菌

と言った具合です。

私自身も数年前にノロウィルスに感染したことがありまして、
それはもう苦しい思いをしました。
実際に自分が体験をすると、より食の安全に対して敏感になってくるものです。
また、今年はO157の集団感染が社会問題となるなど、
この仕事の責任の重さをひしひしと感じています。

このブログでも食の安全に関連した話題を提供できればと思っています。

※昭和リーブス衛生管理サービスについて詳しくはこちらで御覧いただけます。

2011.11.07

シイタケ栽培

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の吉田です。

秋といえば、キノコシーズンです。キノコといえば、やはりマツタケが思い浮かびますが、もっぱら私の口に入るのは、シイタケやシメジです。

私の大好きな?シイタケは、木から生えてくるイメージや見た目から植物と思われがちですが、カビなどと同じ菌類(糸状菌)に分類されます。

研究室では、食中毒原因菌やカビなどの微生物検査も行うので、カビの一種と思えば、何故か親近感が湧いてきます。

身近なシイタケも、一昔前まではホダ木になる丸太に傷をつけて、シイタケ菌が風に乗って飛んできてホダ木に着床するのを待っていたそうです。そのため、収穫が見込めず博打とまで言われていたキノコです。

又、キノコ類特有の成分であるレンチナン(β-グルカン)を含んでおり、抗腫瘍作用があると言われています。その他にも、免疫力の向上、生活習慣病予防などにも効果があるようです。

シイタケもカビの仲間ということなら、真菌を培養する感覚で出来ないものか?
シイタケ作りの難しさと生育過程を知るため(実は食欲が大部分)、私も「シイタケ栽培」に挑戦してみました。

シイタケ1.JPG

今はこんな便利な栽培キットが売られています。「商品名:もりのしいたけ農園」
キットの中には、国産広葉樹を粉砕したおが粉と穀物で作られたブロックが入っており、表面はシイタケ菌で白色をしています。

栽培に適した温度は20℃前後で、25℃前後が一番活発に成長(活動)すると書いてあります。やはりカビの仲間ですので、真菌数試験法の培養温度25℃と同じようです。

早速、栽培開始!
①ブロックの表面を水で濡らして、袋に入れる。以上
ってたったこれだけ?
昔は博打とまで言われたシイタケ作りなのに。
アライグマでも出来そうな作業に、一抹の不安を抱きながら待つこと4日。

シイタケ2.JPG

めっちゃ、生えてます・・・。(合成写真ではありません。)
たった4日でこんなに生えるとは驚きです。

シイタケ3.JPG


ちゃんとシイタケが出来ています。

そして、一番楽しみにしていた味のほうですが、シンプルに焼いたものとバター炒めで食しましたが、言うまでもなく美味しい!!

毎日1回霧吹きで水をスプレーするだけで、シイタケを育てる感動とおかず一品が手に入ります。

皆様も一度シイタケ栽培をされてはいかがですか?

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