2012.04.16
満開です
2012.03.14
清水寺とシロアリ
こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。
先日、京都と滋賀に研修旅行に行ってきました。
清水寺に行った時の一枚です。
清水寺といえば定番の観光スポットですが、
恥ずかしながらこれが生まれて初めての訪問でした。
清水の舞台は江戸時代に再建されて400年近く経つわけですが、
現在は「平成の大修復」を行っている最中とのことで、工事中の箇所が見られました。
実は清水寺のメインとなる「清水の舞台」には問題があって、
舞台を支える柱78本のうち12本にシロアリ被害などが発生しているそうです。
今すぐに倒壊するようなことはないようですが、心配なものです。
シロアリは早期発見が何より大切です。
ご不安でしたらすぐに調査に駆けつけますのでご連絡ください。
2012.02.21
南天の実
こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。
南天の実が鮮やかな色を見せていたので撮ってみました。
冬の間はどうしても寒々しい風景となりますが、
その中でこの南天の実の鮮やかさは際立っていました。
これだけ目立っていると、鳥に食べられてすぐ無くなってしまいそうですが
南天の実には鳥にとって有毒な成分が少量含まれていて、
一度には食べられないようになっているそうです。
これは色々な鳥に実を食べてもらって、
広い範囲に種を運んでもらうためだと言われています。
南天には他にも様々な成分が含まれていて、
その中に気管支を広げる働きをするものがあります。
それを利用したものとしてはのど飴が有名です。
植物を原料とした薬は色々ありますが、
私達のような防虫業者にとって関わりがあるものといえば、
シロバナムシヨケギク(除虫菊)などがあります。
これは殺虫剤のピレスロイドの原料となり、
古くは蚊取り線香などに利用されていました。
今では化学合成されたものに取って代わられてしまいましたが、
殺虫剤にも歴史があって紐解いていくと面白いものです。
2012.02.02
大雪
こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。
今日はすごい雪でした。
環境菌検査のために福知山から豊岡まで行ったのですが、
雪のためいつもより一時間余分に掛かってしまいました。
朝の時点では福知山は1センチ程度だったのですが、
山を超えるたびに雪が増えてこの状況・・・
円山川を見ると表面がシャーベット状になっていました。
これだけ寒いと、食中毒微生物の活動も少ないように感じてしまいますが、
寒い時期こそ流行するノロウィルスなどがあり、全く油断はできません。
細菌についてもリステリアなどは4℃でも増殖します。
環境菌検査はそうした食中毒を防止するために年中無休なのです。
2011.12.28
変わらない輝きの秘密
こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。
雪が降り始めるなど寒さも本格的ですね。
この季節になるとイルミネーションがあちこちで始まります。
神戸ルミナリエやなばなの里などが有名ですが、
この写真はどこのイルミネーションかわかりますでしょうか??
実はこれはイルミネーションではなく、
昆虫のタマムシの羽を顕微鏡で拡大した写真なのです。
タマムシは全体に緑色の金属光沢があり、とても美しい昆虫ですが、
その羽をさらに拡大するとこんな幻想的な光景を見ることができます。
しかし、どうしてこのような鮮やかな色を出すことができるのか?
それはこの色が羽の「構造」によって生み出されているからなのです。
タマムシの羽は薄い膜が何層も重なった多層構造になっていて、
その構造によって光が干渉することで様々な色が見えるわけです。
このような発色メカニズムを「構造色」と言います。
構造色は身近にも見ることができます。
例えばCDの裏面が虹色に見えるのも「構造色」によるものです。
CDは表面の凹凸によって情報を記録していますが、
その微細な凹凸が光を干渉するため様々な色が見えます。
凹凸が無ければ、アルミの本来の色である銀色にしか見えないはずが、
凹凸の構造があるからこそ虹色が見えるというわけです。
構造色は構造さえ壊れなければ色あせることはありません。
実際にこのタマムシは1年以上前に拾ったものなのですが、
まるで昨日まで生きていたかのような輝きを見せています。
このタマムシの羽を装飾として利用した法隆寺の玉虫厨子が有名ですが、
この構造色があるからこそ、宝石のように装飾として利用したんでしょうね。
本来は光るものを恐れる鳥を寄せ付けないための色と言われていますが、
逆に人間を寄せ付けてしまったというのは皮肉なものです。
2011.12.02
オオスズメバチの巣
こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。
秋も押し迫り、朝晩は寒さを感じることも多くなり、
昆虫も減ってきましたが、
この時期としては珍しく蜂駆除の依頼がありました。
コチラが当社のPCO部門の方が駆除した蜂の巣です。
世界最大の蜂であるオオスズメバチの巣で、
石垣の中に出来た空洞に巣を作っていたそうです。
見事な六角形のハニカム構造が見れます。
ハニカム(Honeycomb)とは英語で「蜂の巣」という意味です。
この正六角形を隙間なく並べた構造は頑丈で軽いため様々な分野で使われています。
航空機の構造にも使われているのは有名ですね。
蜂は誰に教えられるでもなく自然にこの構造を作り出しています。
このお皿のようなものが何段も重なって一つの巣を形成しています。
オオスズメバチは日本に生息する蜂類の中で最も強力な毒をもち、
かつ攻撃性も非常に高い恐ろしい蜂です。
発見されましたら弊社で駆除を承っておりますので、ご利用ください。
2011.11.14
食の安全を守ります
初めまして、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。
私は研究室で主に環境衛生モニタリングに携わっております。
環境衛生モニタリングとはどういうものかというと
食中毒には、細菌やウィルスなどさまざまな発生原因がありまして、
事故を未然に防止する対策をご提案することなのです。
でも、ゴキブリやハエと違って細菌やウィルスは目には見えませんよね。
どこにいるかもわからないし、対策をしても効果があったのかもわからない。
これではまるで幽霊みたいなものです。
目に見えない細菌を見えるようにするために
このような「培地」と呼ばれるものを使います。
これはスタンプ形式の培地で、衛生的であることが求められるまな板や包丁などに
スタンプのように押し付けて細菌を採取します。
細菌が存在していればそれがコロニーとして目に見える形で現れるわけです。
培地ごとに対応する細菌が違っていて
黄色:大腸菌群
紫:サルモネラ
緑:腸炎ビブリオ
ピンク:黄色ブドウ球菌
と言った具合です。
私自身も数年前にノロウィルスに感染したことがありまして、
それはもう苦しい思いをしました。
実際に自分が体験をすると、より食の安全に対して敏感になってくるものです。
また、今年はO157の集団感染が社会問題となるなど、
この仕事の責任の重さをひしひしと感じています。
このブログでも食の安全に関連した話題を提供できればと思っています。
※昭和リーブス衛生管理サービスについて詳しくはこちらで御覧いただけます。