2013.08.26
トカゲ(カナヘビ)からの贈り物
こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の吉田です。
前回のブログでも紹介しましたが、ヤモリとトカゲ(カナヘビ)を飼育することになりました。
仕事から帰り、子供とエサとなるバッタを捕まえに行くことが日課(使命?)になりましたが、いつの間にかヤモリ2匹、カナヘビ2匹、ニホントカゲ1匹、計5匹と大所帯になってしまったもので、エサを捕まえるのも一苦労です。
1匹が一日に3匹のバッタを食べるとして最低15匹のノルマが必要です。
そんな生活がしばらく続き、一番大きなカナヘビが頻繁に土を掘る仕草をするようになりました。飼育ケースが狭く、ストレスを感じているのかと思い、そのカナヘビだけ別の飼育ケースに移してやることにしました。
すると、次の日の朝、土の上に白くて丸い物体が3つ見えました。よ~く見ると卵ではありませんか!
身の回りでトカゲが卵を産んだという話しを聞いたことが無かったので子供ともども正直びっくりです。まさか、トカゲが卵を産むとは・・・。
こうなったら、卵の面倒も見るしかありません。卵の世話なんてしたことが無いので(たぶん皆様も同じだと思います)、早速インターネットで調べることにしました。
調べて初めてわかったことですが、トカゲの卵は土の水分を吸って少しずつ大きくなるそうです。(ちょっと半信半疑)
又、土は乾燥しても湿りすぎても駄目なようです。
卵からトカゲの赤ちゃんが生まれるまで約30日も掛かるらしく、こちらもエサ取り同様、大変な作業になるなと直感しました。
卵と土を別の入れ物に入れ、朝と夜に適度な水をやり、昼間は乾燥から守るため、少しフタをしてあげました。
最初はあんなに小さかった卵が、本当に大きくなってきました。(ウソみたい)
そんな生活を1カ月近くしていると、ある朝、子供が卵が少し動いていると言ってきました。確かに微妙に動いているように見えます。しばらくすると、卵が少し割れて、中では確かに何かが動いています。
こんなシーンはもう見る事が無いかもしれないと、子供と一緒に食い入るように見守りました。すると、思ったよりも大きな赤ちゃんが出てきました。
赤ちゃんだけど立派なトカゲの姿をしています。
ちゃんと生まれてよかったなと子供と一緒になって喜びました。
何となく始まったトカゲたちとの生活でしたが、産卵や誕生まで見ることができ、とても貴重な体験をさせてもらいました。
子供にとっても、生き物の世話をすることの大変さと楽しさを学び、良い思い出になっていると思います。
2013.07.11
家の中で自然観察
こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の吉田です。
先日、高橋社員のブログでヤモリが紹介されました。
人生に於いてヤモリをじっくり観察する事もそうないと思い、我が家で飼うことになりました。
生き物が大好きな息子は大喜びです。
いざ飼おうと思っても今までヤモリと無縁の生活を送ってきたので、どのように飼えばいい
のかわかりません。
ネット等で調べてみましたが、今一しっくりくるものが見当たりません。
子供と色々話し合い、飼育ケースの中に自然を作ることにしました。
自然といってもたいしたものではなく、家庭菜園の土を入れ、庭に生えている草を植え、
一休みできそうな石を入れ、枯れた草を食べてくれるダンゴムシを入れ、ただ庭の風景を
作ってみました。
よく見ると子供はテントウムシも入れています。こうなったら何でもありです。
あとは、ヤモリのエサとなるバッタやガなど小昆虫を捕まえれば準備は完了です。
早速、虫網と虫カゴを持って昆虫採集です。子供たちはこれだけでうれしそうです。
近所の草むらにいくと、バッタやチョウ、ガなど沢山の虫が生息していることに驚かされます。
夢中になって虫を捕まえていると、子供がトカゲを見つけました。
よく見るトカゲで正式名称はカナヘビです。
せっかくなのでカナヘビを捕まえて子供に見せてあげると、カナヘビも飼いたいと言い出しま
した。
ヤモリもトカゲも同じ爬虫類で小昆虫をエサとするので飼えないことはありませんが、大丈夫
かなと少し不安もありつつ、何事も経験と思い飼う事にしました。
さらに、帰り際にもう1匹カナヘビを捕まえ、ヤモリではなくカナヘビがメインになってしまい
ました。
全ての虫やカナヘビを飼育ケースに移し終わると、家の中に居ながら、目の前には身近な自然が広がっていました。
草むらで跳ねるバッタ、葉の裏で休む蛾、葉っぱを以外と素早く動くテントウムシなど、自然を
観察しているだけでも飽きません。子供たちも目を輝かせて見ています。
かわいそうですが、カナヘビに食べられる虫の姿も自然の流れであり、これが食物連鎖であると自分の目で感じとることも、子供にとって大切な勉強であるような気がしました。
これからは、家に帰ると子供とバッタなどを捕まえに行き、自然観察をする楽しみが増えました。
また変化がありましたら、ブログでお伝えしま~す。
2013.06.18
ヤモリ
こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。
梅雨に入りましたが、雨が少なく暑い日が続いています。
暑くなると虫の活動も活発化し、明かりにも沢山の虫が集まるようになります。
それを狙って出没してくるのがヤモリです。
今年初めてヤモリを見かけたので、写真を撮ってみました。
ヤモリとイモリはよく似ていると言われますが、
こうしてアップで見ると、肌はウロコでザラザラしていて
ヤモリは爬虫類であることがよくわかります。
人間から見るとカワイイものですが、虫の立場にすれば恐竜のように見えることでしょう。
イモリは両生類でウロコは無く、水場に住んでいます。
ヤモリはご存知のように、壁や天井を自由自在に歩き回れるますが、
その秘密は足の裏にあります。
ヤモリの足の仕組みが解明されたのは、2000年頃とかなり最近のことになります。
ヤモリの足の裏には微細な毛が無数に生えていて、
毛の先端と壁面の凹凸がファンデルワールス力で吸着しているそうです。
ファンデルワールス力というと高校の化学で、「分子間に働く弱い引力」として
習ったのを思い出しますが、それをヤモリが利用しているというのは驚きです。
このヤモリの足の裏にヒントを得た接着テープが開発されていて、
その名も「ヤモリテープ」というのだそうです。
強い接着力があるのに、めくれば簡単に剥離でき、
従来の粘着テープのように粘着剤が残ることはなく、
テープ自体も繰り返し利用できるそうです。
今はまだ高価で一般には売られていませんが、将来的には一般販売を目指しているそうで、
普段の生活でヤモリの恩恵を受けられる日がいつか来るのでしょう。