2012.02.29

昆虫の世界

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の吉田です。

研究室では、ほぼ毎日、調査目的で捕獲された虫たちが持ち込まれます。
虫について詳しくなればなるほど、昆虫の種類の多さには驚かされます。

地球上にいる哺乳類の数は、約4000種類。
鳥類、魚類、甲殻類などを合わせて、約40万種類。
昆虫に至っては、約80万種類もいます。

こうして見ると、昆虫だけで全動物の70%近くを占めていることになります。
一見地球は人間中心で回っているように思いがちですが、視点をかえると最も繁栄しているのは昆虫の仲間といえます。

遠い将来、猿の惑星ならぬ虫の惑星になる日がくるかもしれませんね・・・。

2012.02.21

南天の実

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。

南天の実が鮮やかな色を見せていたので撮ってみました。

南天.jpg

冬の間はどうしても寒々しい風景となりますが、
その中でこの南天の実の鮮やかさは際立っていました。

これだけ目立っていると、鳥に食べられてすぐ無くなってしまいそうですが
南天の実には鳥にとって有毒な成分が少量含まれていて、
一度には食べられないようになっているそうです。
これは色々な鳥に実を食べてもらって、
広い範囲に種を運んでもらうためだと言われています。

南天には他にも様々な成分が含まれていて、
その中に気管支を広げる働きをするものがあります。
それを利用したものとしてはのど飴が有名です。

植物を原料とした薬は色々ありますが、
私達のような防虫業者にとって関わりがあるものといえば、
シロバナムシヨケギク(除虫菊)などがあります。

これは殺虫剤のピレスロイドの原料となり、
古くは蚊取り線香などに利用されていました。
今では化学合成されたものに取って代わられてしまいましたが、
殺虫剤にも歴史があって紐解いていくと面白いものです。

南天2.jpg

2012.02.13

穏やかな休日

こんにちは昭和リーブス福知山店の木曽です。
先週の土曜日に、余っているベビー用品を頂けるとの事で妻を連れて先輩社員の藤原さんのお宅に遊びに行きました。

藤原さんは昨年7月に娘さんが誕生されて、仕事で一緒になった際は子育ての話を聞いたり、妊娠した妻との接し方についてよく相談にのってもらっています。
以前からお子さん見に行きますと言ったものの、自身の結婚や妻の妊娠などで何かと忙しくしており、気づけば7ヶ月も経っていました。

CA3K0060.jpg
ついに藤原さんの愛娘そわかちゃんとご対面です。
人見知りされること無く、すんなりと写真を撮らせてもらえて一安心です。そわかちゃんは堂々としてたくましい子であると感じました。

その後はお茶を頂きながら、仕事の話や子育ての話しで盛り上がり、楽しい時間が過ぎました。
会社では、仕事や数字に厳しい藤原さんの子煩悩ぶりを拝見する事が出来たのも良かったです。
CA3K0061.jpg
出産を間近に控えた私たち夫婦にとって、藤原さん夫婦はとても頼もしく思えました。
たくさんの哺乳瓶やおもちゃを頂き本当にありがとうございます。

2012.02.02

大雪

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。

今日はすごい雪でした。
環境菌検査のために福知山から豊岡まで行ったのですが、
雪のためいつもより一時間余分に掛かってしまいました。

朝の時点では福知山は1センチ程度だったのですが、
山を超えるたびに雪が増えてこの状況・・・
雪道.jpg

円山川を見ると表面がシャーベット状になっていました。
円山川.jpg

これだけ寒いと、食中毒微生物の活動も少ないように感じてしまいますが、
寒い時期こそ流行するノロウィルスなどがあり、全く油断はできません。
細菌についてもリステリアなどは4℃でも増殖します。
環境菌検査はそうした食中毒を防止するために年中無休なのです。

2012.01.27

咲き続ける花

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の吉田です。

昨年のクリスマス前に、我が家で飼っていたハムスターがこの世を去りました。
名前は「ちーちゃん」で、娘が名付け親です。

娘が飼いたいと言い出して飼い始めたペットだっただけに、娘の悲しみようは大変なもので
ちーちゃんを小さな手のひらに乗せながら、大粒の涙を流して泣き続けました。

夕方、家族みんなで、ちーちゃんのお墓を作りました。
娘は、ちーちゃんに話しかけながら、好きだったひまわりの種をお墓の中に入れました。
墓石のつもりなのか、小さな石を花壇のようにきれいに並べ、娘の気持ちがいっぱい詰まった
かわいいお墓が出来上がりました。

手を合わせて最後のお別れをするとまた悲しくなったようで、泣きながらいつまでもその場を
離れようとしませんでした。

次の日、会社から帰るとお墓の真ん中に小さな花が植えられていました。
娘に聞くと、家の近くに咲いていたかわいい花を摘んで植えてあげたといっていました。

どこにでも生えていそうな普通の花ですが、ちーちゃんに話しかけながら楽しそうに植えている
娘の姿を思い浮かべると、とてもきれいな花に見えました。

それから1か月が経った頃、「ちーちゃんの花はいつまでも咲いてるな~」と
うれしそうに娘が話しかけてきました。

(そんなに長く咲くわけはないだろう、ましてや年始に大雪も降ったし・・・)と思いながら、
庭に出てみると1か月前とさほど変わらない状態で本当に咲いているではありませんか!

P1250249.JPG

根から掘り起して植えたのか聞いてみましたが、ただ摘んで植えただけといっていました。
不思議なこともあるものです。

理由はどうであれ、咲き続ける花の姿はまるで、
「私はここにいるよ」と、ちーちゃんが娘に話しかけているように見えるのでありました。

2012.01.27

先輩からの贈り物

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の木曽です。

水曜日の昼休みに珍しく妻から写真付きのメールが来た。

内容は家にお祝いの花が届いたということでした。


GRL_0042.jpg

写真を見るまでは全く心当たりが無かったが、最近になって結婚した事を知らせた短大時代の先輩からでした。

先輩方とは共通の趣味であるウインタースポーツに一緒に行くようになって、卒業してから仲良くなったような気がします。
先輩方はもちろんの事、この学校で知り合った他の先輩や友達、後輩や先生方とは本当に素晴らしい出会いであると時が経てば経つほど実感します。

思いがけないプレゼントに妻はもちろんの事、私自身も大変嬉しく思いました。

2012.01.23

枯葉とおもいきや...。

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の木曽です。

先日、モニタリング調査に行った際に変わった虫を発見したのでお知らせします。

IMGP7418.JPG

「壁に葉っぱ付いてるだけやん」と思われた方もおられるかと思います。私も通り過ぎそうになりましたが、職業病と言うか何というか、ついついじっと見てしまうんですよね(笑)

IMGP7419.JPG


やはり虫でした。

会社に帰って調べてみると、アケビコノハというヤガ科の一種でした。

どんな虫かと言うと、幼虫は名前の通りアケビを食草とするそうですが、その他にも庭のムベにも発生するため、住宅地でみかけることも多い様です。
成虫は、夜間に果樹園に飛来し、ミカンやナシ、ブドウ、モモなど果実の汁を吸うそうです。

なぜこの場所にいたのかは不明ですが、真冬に壁に枯葉が付いていると、かえって不自然だと思うのですが....。

変わった虫を発見したらまたお知らせします!!

2012.01.14

干し肉

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の吉田です。

今回のブログは干し肉です。
だんだん研究室ブログの路線から外れてきましたが、そのうち軌道修正します。

「冬になったけど干し肉まだ作ってないの?息子が楽しみにしているから早く作って欲しい」
と先輩に言われ、今シーズンはじめての干し肉を作ることにしました。

家で作る干し肉作りは、気温と湿度が高い季節は向きません。(腐るから!)
やはり、気温と湿度ともに低い冬がまさに干し肉シーズンです。

といっても、私が作る干し肉は自己流の簡単な物で、魚の干物作りに近い干し肉です。
(趣味程度とお考え下さい。)
魚も肉も干すと水分が飛ばされて旨みが凝縮されるので、ただ生を焼いただけの物とは
比べ物にならないほど美味しくなります。
又、熟成?も手伝ってか、ジューシーとかそうゆう部類ではなく、味に深みが出るというか
説明出来ない旨さです。
というわけで、早速作ってみました。

~吉田流干し肉の作り方~
①4~5%(鶏肉は3%)の塩水を500cc程度用意し、酒大さじ1、醤油大さじ1、
 コショウ少々を入れ、漬け汁を作ります。

②豚肉ブロックを1cm程度の厚さに切ります。
 ヘレ肉、ロースなど脂が少ない部位がおいしいと思いますが、好きな部位で構いません。
 又、豚肉でなくても、鶏肉や牛肉でもOKです。今回は豚のヘレ肉と鶏のセセリ肉を使用。

③切った肉を漬け汁に約1時間漬け込む。
 この時、肉全体に塩がまわらないと美味しい干し肉になりません。魚と同じです。

④キッチンペーパーでよく水気を切り、干し網に入れて乾燥させます。

PC230222.JPG

 私は気温の下がる夜間に干します。
 さらに早く水分を飛ばすため、除湿器の風を下から当てて乾燥させます。

⑤朝、会社に行く前に冷蔵庫に入れて寝かします。(熟成?)
 そして、また夜間に干す作業を2~3日間繰り返すと完成です。

PC250231.JPG

⑥あとはフライパンなどで、じっくり焼いて食べるだけです。(※必ず加熱して下さい。)
 もう最高の酒のアテになります。特に焼酎との相性バッチリ!

PC250236.JPG
今だかつて、友人・家族(子供含む)でまずいと言った人はいません。
少し面倒ですが、美味しいので興味のある方は作ってみて下さい。
尚、今のところ誰もお腹をこわした人はいませんが、自己責任でお願いします。
一度、自社の食品菌検査してみようかな・・・。

2011.12.28

変わらない輝きの秘密

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。
雪が降り始めるなど寒さも本格的ですね。
この季節になるとイルミネーションがあちこちで始まります。
神戸ルミナリエやなばなの里などが有名ですが、
この写真はどこのイルミネーションかわかりますでしょうか??

タマムシ羽.JPG





実はこれはイルミネーションではなく、
昆虫のタマムシの羽を顕微鏡で拡大した写真なのです。
タマムシは全体に緑色の金属光沢があり、とても美しい昆虫ですが、
その羽をさらに拡大するとこんな幻想的な光景を見ることができます。

タマムシ全体.JPG

しかし、どうしてこのような鮮やかな色を出すことができるのか?
それはこの色が羽の「構造」によって生み出されているからなのです。
タマムシの羽は薄い膜が何層も重なった多層構造になっていて、
その構造によって光が干渉することで様々な色が見えるわけです。
このような発色メカニズムを「構造色」と言います。

構造色は身近にも見ることができます。
例えばCDの裏面が虹色に見えるのも「構造色」によるものです。
CDは表面の凹凸によって情報を記録していますが、
その微細な凹凸が光を干渉するため様々な色が見えます。

CD.JPG


凹凸が無ければ、アルミの本来の色である銀色にしか見えないはずが、
凹凸の構造があるからこそ虹色が見えるというわけです。
構造色は構造さえ壊れなければ色あせることはありません。
実際にこのタマムシは1年以上前に拾ったものなのですが、
まるで昨日まで生きていたかのような輝きを見せています。

このタマムシの羽を装飾として利用した法隆寺の玉虫厨子が有名ですが、
この構造色があるからこそ、宝石のように装飾として利用したんでしょうね。

本来は光るものを恐れる鳥を寄せ付けないための色と言われていますが、
逆に人間を寄せ付けてしまったというのは皮肉なものです。

2011.12.12

皆既月食

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の木曽です。

土曜日の夜に自宅から皆既月食を見ました。

数日前からテレビのニュースなどで、今回は欠け始めから終わりまでを見れる好条件と聞いていたので、次の日は日曜という事もあり、夜更かししてしまいました。

image005.gif

月食とは、太陽、地球、月の順に一列に並んだ時に起こる天文現象で、満月の時にしか起こらないそうです。
普段、月は太陽の光を反射して輝いているのですが、月食の時は太陽の光が地球に遮られてしまい、地球の陰の中を月が通るために暗く見えるそうです。(急いで作った図面なのでわかりにくかったらごめんなさい。)

CA3K0021.jpg


普段は寒くて見る事が無い福知山の夜空ですが、沢山の星でとても綺麗でした。
月食を見るつもりが、いつの間にか天体観測になってしまい、風呂上りの体がすっかり冷えてしまいました。

年末が近付き忙しい毎日ですが、たまには夜空を見上げて穏やかな気持ちになりたいものです。


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