2015.07.13

ナミテントウ

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。

丹後店からテントウムシの蛹を頂きました。
サナギ.JPG

この蛹はナミテントウのもので、幼虫・成虫ともに
アブラムシを食べることから益虫として扱われます。
食欲旺盛であるため、その幼虫が生物農薬として売られているほどです。

ナミテントウは翅の模様のバリエーションが多いということが有名です。
全体が黄褐色、黄色に黒紋、橙色に黒紋、黒色に赤紋など様々で、
とても同じ種類のテントウムシとは思えないほどです。
羽化したて.JPG

2匹並んでいるのはどちらもナミテントウで、上が黒色に橙紋タイプ。
全体が黄色いのは羽化したてでまだ色が付いていない状態です。
テントウムシ完成形.JPG

色が付くとこんな模様になりました。
橙色に黒紋(19紋)タイプだったようです。
模様は遺伝子で決まり、地域性もあるようです。

2015.05.29

珍客さん

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の吉田です。
 
会社から帰宅すると、カーテンに小さな黒い物体が目に留まりました。
ゴミムシか何かと思い、目を凝らして見るとクワガタではありませんか!
 
でも普段目にするクワガタとは少しシルエットが違うので調べてみると、チビクワガタであることが分かりました。体長は1cm程度しかありません。
(画像をクリックしていただくと拡大してご覧いただけます。)

チビクワ1.JPG


図鑑で見たことはあったのですが、実物を見たのは40年生きてきて初めてです。
オオクワガタは黒いダイヤと呼ばれていますが、チビクワガタの黒光りも負けず劣らず、見事なものです。
チビクワ2.JPG


なぜ家のカーテンに止まっていたのかは謎ですが、きれいな光沢を見せてくれた珍客さんのお蔭で、ちょっと得した一日でした。

2015.05.25

天橋立

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の吉田です。

久しぶりに家族揃って、宮津に魚釣りに行ってきました。
思ったより食いつきが悪く焦りましたが、子供たちの頑張りもあり、なんとか
晩ごはんのオカズをゲットしました。(キス、ネズミゴチ、ホウボウなど)
IMG_1339.JPG


せっかく宮津にきたので、日本三景の一つである天橋立にも行ってきました。
恒例の股のぞき!!
IMG_1335.JPG


道中では、御影石にそっくりなマダラスジハエトリ♂の姿も。
ハエトリグモの仲間にしては意外と大きい!!
IMG_1321.JPG


道のあちこちに、松食い虫防除の看板が見かけられました。
松食い虫(マツノマダラカミキリ)は、成虫や幼虫が松を食害するだけでなく、
マツ材線虫病の病原体であるマツノザイセンチュウを運搬し、松枯れ被害を拡大
させます。
一時は松の立ち枯れが頻発し全滅の危機に瀕したこともあるそうです。
その後、人だけでなく、スプリンクラーやラジコンヘリコプターなども駆使して
薬剤散布を行い、小康状態を保っているようです。

この素晴らしい景観をいつまでも後世に残してほしいものです。
IMG_1336.JPG

2015.05.07

シロアリの羽アリが飛び出しています!

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の木曽です。

ゴールデンウイークが終わり、久々に出社するとシロアリの羽アリに関する問い合わせが複数あるようです。
5月に入ってからは気温の高い日が続いており、いよいよシロアリの羽アリが飛び出す時期を迎えました。
床下や朽木の中など人目につかない場所に生息しているシロアリですが、年に1度、新しい女王アリと王アリが巣から飛び出します。
これは、飛び出した所にシロアリの巣がある決定的な証拠であり、万が一家屋や周辺で発見することが出来れば、各種対策を行うことによって家を守ることが出来ます。
私も5日の午前中に娘を連れて近所を散歩していると、あるお宅の庭に積まれている木材からシロアリの羽アリが出ているのを目撃しました。
私自身、入社して11年が経ちますが、資料の写真でしか見たことがなかったもので、あまりの羽アリの数に大変驚きました。

白あり③.JPG

きっと、木の板が何年も放置されていて、かなり大きな巣があるのではと推察されます。
今回はたまたま屋外でしたが、自分の家であったならパニックになっていたことでしょう。
大切なお家をシロアリの被害から守るため、羽アリを発見されたら速やかに弊社までご連絡ください。

また、シロアリの羽アリが飛び出す時期を少し過ぎると、クロアリ(一般的に見られるアリ)の羽アリも飛び出します。
虫の体が小さいので、分かりにくい場合があると思われますので、見分け方の資料を載せておきます。
シロアリとクロアリの羽アリ.pdf

2014.12.20

ふくらすずめ

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。

「ふくらすずめ」と言えば、今のような寒い時期にスズメが羽根の間に空気を入れて、
寒さに耐える為にふくらんだ様子を思い浮かべますが、
虫にもフクラスズメの名前を持つものがいます。
フクラスズメ表.JPG
これはフクラスズメというヤガ科の蛾の一種です。毒はありません。
その姿がふくらすずめに似ていることからこの名前が付いています。
実際に観察すると丸っこくてふわふわしている姿は鳥にそっくりです。

調査用トラップにくっついていたものを剥がしたのですが、
まだまだ元気で研究室の中をブンブン飛び回っていました。
その飛ぶ姿も鳥を思わせる力強さがあります。
フクラスズメ裏.JPG
ひっくり返すと昆虫とは思えないほどふわふわの毛が見られます。
フクラスズメは成虫で越冬しますが、これだけ毛があれば寒くないでしょう。

寒い日が続きますが皆様もフクラスズメのように暖かくしてお過ごしください。

2014.12.08

細くて変わった虫

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の吉田です。

先日、細くて変わった虫が調査トラップに捕獲されていました。
①.JPG

②.JPG

脚も体も細長くて、前脚はカマキリのように折りたたんでいます。
触角は中脚、後脚と同じような形・模様をしており、まるで前脚のようです。
よく見ると、針のような口吻が見えます。
蚊のような感じもしますが、翅は4枚あります。(ハエ目の翅は2枚)

この虫はカメムシの仲間で、カモドキサシガメの一種です。
生態など詳しいことはあまり分かっておらず、ミステリアスな虫です。
木の幹などにいるようなので、興味のある方は一度観察されてはいかがでしょうか。

2014.09.20

スズメバチにご注意!

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の木曽です。
今年は気温が下がるのが早く、朝晩は寒いくらいですね。

秋は運動会や秋祭り、ハイキングやキノコ狩りなどで、普段は人が集まったり、立ち入らない場所に沢山の人が集まる機会が増えます。
その際に、事前に人が集まる場所にスズメバチが巣を作っていないかを確認して頂きたいと思います。
この時期は巣も大変大きくなり、巣の中にいるハチの数も数百匹から数千匹にまで増えます。
また、秋には次の世代が誕生するので、巣を守るために攻撃性が高まり、人が刺される件数が最も多くなります。刺された人によっては、アナフィラキシーショックによって死んでしまいます。

秋のイベントを楽しく安全に過ごすため、スズメバチの巣を見つけられた場合は速やかに弊社までご連絡頂きますようお願いします。
お客様の安全を守るため、迅速に巣を取り除きにお伺いします。

スズメバチの巣.JPG

2014.08.05

身近に潜む危険

こんにちは、昭和リーブス福知山店の木曽です。

今回は、身近に潜む危険な虫についてご紹介します。
夏になると家の周りにあるフェンスに草が巻き付いたり、庭木が伸びてきます。
お盆休みが間近に迫り、休み中に手入れをされる方もおられると思います。
その時、草の陰や庭木の間をよく見ておかないと写真の様にアシナガバチが
巣を作っているかもしれません。


CIMG5100.JPG

CIMG5101.JPG

幸い、私は気づいたので刺される事はありませんでしたが、アシナガバチもスズメバチ科ですので、毒はスズメバチよりも弱いですが、アナフィラキシーショックにより死亡することもあります。

楽しいお盆休みを過ごすため、アシナガバチだからと言って油断せず、弊社にご相談頂きますようお願いします。

また、アシナガバチに限らず、スズメバチやミツバチ等のハチ全般の駆除業務を行っておりますので、お気軽にお問合せ下さい。
これからの時期は駆除依頼が混み合いますので、お早めにお問合せ頂ければ幸いです。

2014.06.07

小さな赤い生き物

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の吉田です。

5月の連休頃から家の外壁やベランダ、コンクリートなどに、小さくて赤い生き物が
沢山動き回っているのを見かけられた方も多いと思います。

この生き物は、カベアナタカラダニというダニで、5月頃~6月下旬(長くて7月)の間だけ
大発生します。

写真 1.JPG

天気の良い日に、日当たりの良いコンクリート壁などをじっと見ると、ものすごい数
に驚かされます。

また体が赤いので、まるで血を吸っているかのように見えますが、主なエサは
花粉やトビムシ、アブラムシなどの小昆虫です。
今のところ日本では確実なヒト刺咬例は報告されていませんので、ご安心を!

先日まで、壁穴に入り込むからカベアナタカラダニだと思っていたのですが、
どうやら違うらしく、単眼の斜め後方に「ウルヌラ」と呼ばれる穴があり、
これが名前の由来との事です。
だから、アナタカラダニ属なのかと納得した次第です。
顕微鏡で拡大すると確かに穴が確認出来ます。(写真ではわかりづらくてゴメンなさい。)

ウルヌラ.png

まだまだ勉強不足を痛感いたしますが、勉強不足なうちは新しい発見も沢山できると
前向きに考えていきたいと思います。

2014.05.13

シロアリの季節

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。

営業の方から生きたヤマトシロアリを頂いたので、生態観察用に飼育を始めました。
数十匹の小さなコロニーだったので、とりあえず細菌培養用のシャーレに
ろ紙と木屑を入れてのスタートです。
シャーレ.JPG
ヤマトシロアリは乾燥に弱いので、ろ紙に水を適量含ませて水分補給させます。
ろ紙はセルロースで出来ているので、シロアリの餌にも兼用することも出来ます。

兵蟻.JPG
残念ながら女王アリはいなかったのですが、兵アリは数匹いました。
この大きな顎でコロニーを守る役割をしています。
シロアリは集団を作り、女王や働きアリや兵アリなど階層があり、
人間に似たような社会的構造をもつ社会性昆虫と呼ばれています。

4~5月はシロアリの羽アリが発生するシーズンです。
シロアリは普段は床下で木材を食べて生活しているため、なかなか発見できません。
4月下旬から5月中旬にかけて羽アリとなって、私たちの目の前に姿を現します。
ですから、今の時期がシロアリ発見のチャンスでもあります。
羽アリが発生すると、ツバメがそれを食べに集まってくることもあり、
その騒がしさで気付くこともあります。

羽アリ発生時にはご連絡頂ければ詳しく調査させて頂きます。
お問い合せはこちらまで フリーダイヤル0120-64-7575

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