2013.07.11

家の中で自然観察

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の吉田です。

先日、高橋社員のブログでヤモリが紹介されました。
人生に於いてヤモリをじっくり観察する事もそうないと思い、我が家で飼うことになりました。
生き物が大好きな息子は大喜びです。

いざ飼おうと思っても今までヤモリと無縁の生活を送ってきたので、どのように飼えばいい
のかわかりません。
ネット等で調べてみましたが、今一しっくりくるものが見当たりません。

子供と色々話し合い、飼育ケースの中に自然を作ることにしました。
自然といってもたいしたものではなく、家庭菜園の土を入れ、庭に生えている草を植え、
一休みできそうな石を入れ、枯れた草を食べてくれるダンゴムシを入れ、ただ庭の風景を
作ってみました。
よく見ると子供はテントウムシも入れています。こうなったら何でもありです。
あとは、ヤモリのエサとなるバッタやガなど小昆虫を捕まえれば準備は完了です。

早速、虫網と虫カゴを持って昆虫採集です。子供たちはこれだけでうれしそうです。
近所の草むらにいくと、バッタやチョウ、ガなど沢山の虫が生息していることに驚かされます。

夢中になって虫を捕まえていると、子供がトカゲを見つけました。
よく見るトカゲで正式名称はカナヘビです。

せっかくなのでカナヘビを捕まえて子供に見せてあげると、カナヘビも飼いたいと言い出しま
した。
ヤモリもトカゲも同じ爬虫類で小昆虫をエサとするので飼えないことはありませんが、大丈夫
かなと少し不安もありつつ、何事も経験と思い飼う事にしました。
さらに、帰り際にもう1匹カナヘビを捕まえ、ヤモリではなくカナヘビがメインになってしまい
ました。

全ての虫やカナヘビを飼育ケースに移し終わると、家の中に居ながら、目の前には身近な自然が広がっていました。

P7061082.JPG

草むらで跳ねるバッタ、葉の裏で休む蛾、葉っぱを以外と素早く動くテントウムシなど、自然を
観察しているだけでも飽きません。子供たちも目を輝かせて見ています。
かわいそうですが、カナヘビに食べられる虫の姿も自然の流れであり、これが食物連鎖であると自分の目で感じとることも、子供にとって大切な勉強であるような気がしました。

これからは、家に帰ると子供とバッタなどを捕まえに行き、自然観察をする楽しみが増えました。
また変化がありましたら、ブログでお伝えしま~す。

2013.06.08

子育て

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の吉田です。

今日、虫の分類作業をしていると立派なハサミムシを目にしました。
子供の頃、虫探しをしていた時にはよく石の下などで見かけたものです。

DSCF2625.JPGのサムネール画像

名前の通り、お尻にハサミをもっている強そうな虫なのですが、私はお尻のハサミよりも子育てをすることにスゴイな~と感心してしまいます。
ハチやアリのように集団生活をしている虫なら何となく受け入れられるのですが、単独で行動する虫なのに、どのようにしてこんな母性を教わるのでしょう?

ハサミムシの母親は卵から子供が生まれるまで、卵にカビが生えないように卵を口でくわえ、
せっせと動かして風を当ててやります。
この間に母親と卵を引き離すとカビが生えて死んでしまうそうです。

そうして大切に守られてやっと生まれてきた子供たちは、まるで母親の愛情を知っていたかのように、母親の周りを離れようとしません。
それから、母親は10日間ほど口移しでエサを与えます。
そして大きくなった頃、子供たちは巣立っていきます。
まるで、野鳥の巣立ちを見ているようです。

さらにコブハサミムシという種類は、冬の終わりに卵を産み、1カ月間飲まず食わずで卵にカビが生えないよう世話をします。そして子供たちが生まれると、母親は自らの体を子供たちの食糧として差し出すのです。

母親として、自分の命よりも大切な想いがそこにあるように私は感じられます。
私たちの知らないところで、こんな命のリレーがつながっているのです。

2013.05.15

予想外の再開

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の木曽です。

真夏日となった昨日、研究室に置いている昆虫の飼育ケースのフタを開けてみると、昨年の夏に飼育していてその後姿が見えなくなったので死んだと思っていたヒラタクワガタが顔を出していました。

クワガタ1.JPG

寿命は2~3年とされているので、越冬していても不思議ではないのですが、存在を忘れる程放置していたのにしっかりと生きていたことに、生き物の生命力の強さを感じました。
さっそく昆虫ゼリーを入れてやると何事も無かったように食べており、今日から毎日クワガタを観察するという楽しみが増えました。

クワガタ2.JPG

気温が上がると、クワガタ等の人に好まれる虫だけでなく、ハチやムカデ、毛虫等の人に害をあたえる虫も現れます。
当社では、害虫駆除や予防を行っておりますので、不快な思いをする前に0120-64-7575までお気軽にお問合せ下さい。

2013.04.09

春の嵐

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。
4月6日から7日にかけて発達した低気圧による春の嵐となりました。
桜もせっかく満開だったのですが、だいぶ散ってしまったようです。
1-IMG_5665.JPG

気象予報の発達した現代では、低気圧の接近もかなり正確に
予報できるようになっていますが、天気予報が無かった頃は、
山にかかる雲や虫の様子などを観察して天気を予想していました。

これからの季節に関係することわざとしては
「羽アリが多く出れば雨が近い」というものがあります。
シロアリの羽アリは雨が降った後や、雨が振りそうな蒸し暑い日に
巣から飛び出して結婚飛行を行うことが多く、
そうしたことからこのことわざが生まれたのでしょう。
羽蟻.jpg
シロアリの早期発見のためには羽アリの発見が重要となります。
羽アリが発生していると、それを食べようとするツバメなどの鳥が
集まってくることも特徴の一つです。

特にお風呂場やトイレ周辺から飛び立つことが多いので、注意が必要です。
羽アリは殺虫剤で処理したり、掃除機で吸い取れば簡単に処理はできますが、
床下では、シロアリによる被害がある可能性がありますので、
適正な診断をお勧めします。

詳しくは、
お電話(フリーダイヤル0120-64-7575)
又は、お問い合わせフォームまでどうぞ。

2013.03.07

変わった虫

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の吉田です。

先日、研究室に面白い虫が持ち込まれました。
それがこの虫です。

クモガタガガンボ類.JPGのサムネール画像

一見、アメンボのような、クモのような、ザトウムシのような、よく分からない方がほとんどではないでしょうか。

実は、ハエ目ガガンボ科に分類されるハエやカの仲間で、クモガタガガンボの一種です。
ハエの仲間なのに、翅が無いなんて奇妙だと思いませんか。

さらにもっと奇妙なことに、この虫は冬の寒い時期にしか成虫は現れず、冷たい雪の上を平然と歩き回って行動します。
活動に適した温度はプラス1.5~マイナス6.5度の範囲というから非常に変わった虫です。

おそらく、翅も無くさほど動きも速くないこの虫が生き残っていくためには、活動時期を天敵がほとんどいない冬にするしか仕方がなかったのかもしれません。

他にも、ハチなのに翅が無い種類とか、ガなのに翅も脚もなく親になっても幼虫の形態のままだとか、虫たちの世界では、私たちの常識が通用しない虫がまだまだ沢山います。

これからも変わった虫が捕まったらご紹介していきま~す。

2013.02.10

健やかな成長を願って

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の木曽です。

もうすぐ娘の初節句という事で、先日届いた雛人形を飾りました。

DSCN0776.JPG

今まで、なぜ雛人形を飾るのかなんて考えた事がありませんでしたが、雛人形は女の子の身代わりとなり、事故や病気から守ってくれるものだと購入する際に教えて頂きました。
そして、健やかで幸せな成長を祝うためにお嫁に行くまでは毎年飾るようにとも言われました。

DSCN0782.JPG

飾り終えると、新しいおもちゃだと思ったのか、さっそく飾りのひし餅を手に取って舐めたり、台座を叩いたりと目が離せない状態です。
まだまだ先の事ですが、お嫁に行くまではしっかりと守ってもらいたいと思います。

話は変わりますが、人形を片付ける際にも防虫対策を行わないと、ヒメマルカツオブシムシやイガなど衣装を食べて穴を開けてしまう害虫や、藁を食べるタバコシバンムシが発生する事があるようです。
人形に限らず、大切な家やそれぞれの職場など、必要な場所やものには適切な防虫対策を行いたいものです。

2013.01.22

トビムシ

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。

今年の冬も何回か雪が降り、いよいよ冬本番という感じがして来ました。
気温が低くなると虫を見かけることも少なくなるのですが、
土の中に目をやるとまだ活動している虫を観察することができます。

1-1-P1162519.JPGこれはクワガタの飼育ケースの中に住んでいたトビムシの一種です。
トビムシとは体長1~3mmの羽がない昆虫で、
敵が近づくとピョンピョン飛び跳ねて逃げることからトビムシと言われています。

一般的に土壌の中に生息しているものと知られていますが、
樹上、水辺、雪上、海浜、洞窟などにも発見され、
北極や南極にまで分布している昆虫です。
トビムシが寒さに強いのは不凍液を体内に蓄積して体の凍結を防いでいるからです。

食べ物はいわゆる有機物で、腐敗した動植物などがそれに該当するので、
このトビムシは飼育ケースの腐葉土を食べていたのでしょう。
1-P1162524.JPG

あらゆる場所で生息できるため、
高い清浄度を求められる工場などで発生することもあり、
この場合は害虫として扱われてしまうこともありますが、
生態系における分解者として食物連鎖の最下位に位置し、
非常に重要な役割を持っています。
日本の森林土壌の1㎡あたりに4万匹以上のトビムシが生息しており、
森のプランクトンとも言われ繁栄しているのです。

2012.11.02

NPMAボストン大会に参加!!

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の吉田です。

NPMA(全米ペストコントロール協会)主催の「PestWorld2012」がボストンで開催され、日本ペストコントロール協会からも関係者40名余りが大会に参加させていただきました。

「PestWorld2012」は害虫防除業界の世界大会で、60カ国を超える国から500を超える企業が展示会を開き、また害虫防除の研究発表も行います。

開会式は盛大に行われ、チアガールの華麗なダンスも披露されました。
PA180595.JPG

PA180602.JPG

広大な展示会場には、防虫の最新アイテムや機材、薬剤等が展示されており、全て見終わるころには足がクタクタになってしまいました。
PA180609.JPG

大会の最終日には盛大な晩餐会も開かれ、バンド生演奏を楽しみながら美味しく食事をさせていただきました。
PA210813.JPG

今回は、大会以外でも日本ペストコントロール協会主催の夕食会もあり、講演会でしかお会い出来ないような先生方とも親しくしていただきました。
また、ボストン名物のロブスターも食べることができ、大満足です。
PA170534.JPG

ボストン大会で学んだことも大きいですが、言葉が通じないながらも身振り手振りで買い物をしたり、コミュニケーションを取ったりと、言葉があまり通じなくても人生何とかなるものだなと、以前より少し自分に自信が持てるようになった気がします。

今度は、もっと英語が話せるようになってから、家族でまた違ったボストンを見に行きたいなと思いました。

大会に同行させていただいた皆様、親身になって面倒を見ていただいた三井化学アグロの加藤様、そして素晴らしい人生経験をさせていただいた我が会社に感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。

2012.10.04

収穫の秋

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。

10月に入り気候もいよいよ秋らしくなり、
外でもあちこちで稲刈りの風景を見かけるようになりました。
収穫の秋なのは生き物も同じようで、
自動販売機ではアマガエルが虫を食べに来ていました。
冬に向けての食い溜めなのかもしれません。

カエル.JPG

また、秋になるとスズメバチの活動に注意が必要になります。
スズメバチは秋に女王バチを出産するため警戒が高まってくるからです。
弊社の蜂駆除業務で回収される蜂の巣も大きくなってきています。
発見されましたらご相談ください。

2012.09.14

家庭菜園

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の吉田です。

先日、子供と一緒に家庭菜園の手入れをしました。
今年はキュウリが沢山実り、追われるように食べていますが、少し気を許すとこんな有り様です。
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久しぶりにゆっくり我が菜園をみると、カマキリやバッタ、ハムシ、テントウムシなど色々な虫が住み着いていることに驚きます。
こんな小さな菜園でも、虫達のよりどころになっていると思うとうれしい気持ちになります。
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以前ブログに書いたちーちゃんのお墓にも、きれいな花が咲いてくれました。
娘もうれしそうです。

この庭は虫だけでなく、私たち家族の心のよりどころにもなっているようです。
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